どうしても、あまのじゃく！ - 山下和也/角真也.mp3

[00:00.000] 作词 : モリマサ
[00:01.000] 作曲 : Hajime
[00:15.364]サタン「うーん…あいつへのサプライズプレゼント…何を吹き込むか…。寂しい時に励みになるメッセージか…」
[00:23.664]ルシファー「悩むよな」
[00:25.804]サタン「ルシファー…！」
[00:27.144]ルシファー「俺も苦労したからな…。お前なら、さらに苦しむだろう…。パーティの開催日はもうすぐだぞ？間に合うか？」
[00:36.243]サタン「俺がおまえよりも劣っているような言い草だな？どっちが格上か、これではっきりさせてやるよ。よし、録音するぞ！」
[00:43.974]サタン「ふー…えーっと…そうだな…うーん…そっちの天気はどうだ？」
[00:52.253]サタン「違うな、ダメだ…！」
[00:54.664]ルシファー「ふーん…」
[00:55.723]サタン「いやダメというか、まだ本気出してないだけで…」
[00:58.940]ルシファー「天気をきっかけにするのは悪くない」
[01:01.881]サタン「何だよ偉そうに…！」
[01:03.244]ルシファー「こういうのはどうだ？」
[01:04.584]サタン「はぁ？」
[01:05.390]ルシファー「俺が録ってみる」
[01:06.407]ルシファー「久しぶりだな。人間界はどうだ？こっちは…そうだな、とてもいい天気だ」
[01:13.893]ルシファー「今日のように星がよく見える日に、みんなでデビルズコーストに遊びに行ったのが懐かしいな…。お前も空を見てみろ…」
[01:23.175]ルシファー「気持ちが繋がっていれば、人間界と魔界でも同じ星を見ているように思えないか？」
[01:29.848]ルシファー「こういうメッセージはどうだ？」
[01:32.308]サタン「どうって…」
[01:33.894]サタン(Ｍ)「めちゃくちゃ良いじゃねぇかぁあああー！！ 」
[01:37.081]サタン(Ｍ)「親しみやすい話題を導入にし、思い出話で孤独感を消し、さらに『寂しい時は星を見ろ』という今後のケアつき！！いたれり尽くせり！！」
[01:48.196]ルシファー「気に入ったのなら使っていいぞ？」
[01:50.869]サタン(Ｍ)「だが受け入れてしまったら、ルシファーに負けを認めたことになる…」
[01:55.159]サタン「き、気に入るわけないだろ！！こんな良くできたメッセージ…」
[02:00.805]ルシファー「良くできた…？」
[02:02.149]サタン「あっいや、ダメダメ！全然ダメ…！よしっ、さっさと自分で考えてメッセージ吹き込もう…！」
[02:10.549]サタン「えっと、えーっと…き、昨日は眠れたか…？お、おれはあれだ…変な夢を見たな…。違うなぁ…えっと…」
[02:24.444]サタン(Ｍ)「クソー…！こいつが傍にいると気が散る…。言葉が浮かばん…」
[02:31.378]ルシファー「夢か…。こういうのはどうだ？」
[02:34.333]サタン「だから、勝手に進めんなって…」
[02:36.995]ルシファー「やあ、また会ったな。あぁ、すまない。昨晩夢にお前が出てきたからつい…」
[02:46.242]ルシファー「早くまた会いたいよ。ん、またすぐ会えるか。じゃあまた、今夜」
[02:53.636]ルシファー「こういうメッセージはどうだ？」
[02:57.396]サタン「だから、どうって…」
[02:59.556]サタン(Ｍ)「ロマンチックゥゥウウウウ！！夢のような“夢”の使い方」
[03:04.054]サタン(Ｍ)「『夢に出てきた』って言われたら嬉しいし、最後の言葉で今夜の夢にも期待が膨らむ！まさに夢に夢見るぅぅうううう！！」
[03:12.594]ルシファー「悪くないだろ？」
[03:14.131]サタン「悪い！気持ち悪い！こんな粋な言葉が思い浮かぶなんて！」
[03:18.672]ルシファー「…。え？じゃあ気に入ったってことか？」
[03:22.191]サタン「いやいや不採用不採用！臭すぎる！！よーし、そろそろ俺の会心のメッセージをふき込むか…余裕余裕…」
[03:30.750]サタン「えーっと…、何事も…ずっと続くことはない…というか…あの…あれだ、止まない雨はない的な…」
[03:42.143]サタン「そ、それに、気持ちが繋がっていれば…、人間界と魔界でも同じ雨を見ているように思えないか？」
[03:49.317]ルシファー「それ、さっきの俺の『星のやつ』だろ？」
[03:53.634]サタン「は！？いやっ…あっ！ち、ちがうし！」
[03:56.898]ルシファー「そんなに背伸びをせずに、等身大の言葉でもいいかもな」
[04:01.458]ルシファー「先日、前からずっと欲しかった本を見つけて、迷わず買ったんだ。ところがうちに帰ったら同じ本がすでにあって…」
[04:12.070]ルシファー「買うことが目的になって、結局読んでない本ってあるよな？」
[04:17.976]ルシファー「２冊あってもしょうがないから、お前が魔界に帰ってきた時、１冊プレゼントしよう。マモンに見つかって勝手に売られる前に、早く取りに来いよ」
[04:28.125]サタン(M)「ブラボーーーーーーーーーーー！！！」
[04:31.570]ルシファー「どうだ？このメッセージは」
[04:33.445]サタン「ブラボーな訳ねぇーだろ！！！」
[04:35.047]ルシファー「ブラボー？」
[04:36.309]サタン「いや…てか、何でそのエピソード知ってんだよ！マジのやつじゃねぇか…！」
[04:40.845]ルシファー「それか、こういうのはどうだ？」
[04:43.231]サタン「もうやめろって…」
[04:44.825]ルシファー「おまえに会いたい」
[04:46.970]サタン(M)「ストレートにきたー！ もう飾りなんていらないってやつか！！噴火を止めろ！この名言火山野郎！！」
[04:54.153]ルシファー「これでも良いかもな…」
[04:56.034]ルシファー「ふぅぅうん、うわっ…！」
[04:59.264]サタン(M)「念だ！会いたいという念をぬいぐるみに収録している！！」
[05:03.850]サタン(M)「このキング・オブ・メッセージ！メッセージの向こう側を見せてくるな！」
[05:08.374]サタン(M)「ぬいぐるみを抱きしめた！？」
[05:12.935]サタン(M)「抱擁を収録してる！？」
[05:14.820]サタン(M)「俺の中の収録という概念が粉々なんだが！！概念クラッシャー、ルシファー！！」
[05:20.421]ルシファー「さぁ、好きなやつを選べ」
[05:22.844]サタン(M)「どれも良すぎる…！…迷う…迷うけど…」
[05:26.059]ルシファー「どれにするんだ？」
[05:27.415]サタン(M)「でも…俺にはある…」
[05:30.349]ルシファー「遠慮するな」
[05:31.668]サタン(M)「俺が俺であるための、絶対不変のアイデンティティ！！」
[05:35.934]ルシファー「さぁ、どれにするんだ？」
[05:38.255]サタン「全部却下ぁあああああああああああ！！！！」
[05:44.702]ルシファー・サタン「つづく」